hinnaのブログ

シングルマザーネイリスト

長男の不登校と発達障害

現在中学3年生である長男は、不登校2年目になる。


小4の時に自閉スペクトラム症と診断され、それまで普通学級だったけれど、いじめが原因で学校に行けなくなった。もちろん私も学校へ何度も足を運び、校長とも話をしていた。支援学級へおためしで行ってみたところ、学校へ行けるようになり、5年、6年と卒業までの2年間、支援学級でお世話になった。


しかし、支援学級も色んな子がいる。6年になって、支援学級の友達とぶつかり合うことが度々あり、中学に上がる際、普通学級に行きたいと本人の強い希望もあって、周囲の心配する中、普通学級として中学へ入学した。


最初のうちは楽しく学校へ行っていたものの、やはり周囲と上手くいかないことが多くなってきてしまった。


聴覚過敏の息子はガヤガヤしたところは苦手。大きな音も苦手。当時イヤマフを持たせていたけれど、目立つから恥ずかしいとの理由で本人はつけないで生活していた。思春期ということもあり、周りと違うことを嫌がっていたのだと思う。


テニス部に入った息子は、部活の顧問の指導が理解できなかったりする事が多く、よく叱られていた。


息子は劣等感に苛まれ、学校へ行くことを拒むようになり始めた。


放課後登校するようになり、とにかく先生も、通院していた医師も、親である私も、学校に行けるように、生活リズムを整えられるように、外へ出られるように、そんなことばかりを息子の課題にしていたと思う。


中2に上がるタイミングで、息子も2年生からは行くと腹を決め始業式は自分の足で学校へ行った。もちろん、教室ではなく学習室だったが、そこから大きく進歩できると期待していた。

しかし、コロナによる緊急事態宣言で学校は次の日から休校。約2ヶ月は学校へ行くことはなくなり、息子も学校へ行く気持ちを完全に失ってしまった。


前髪で顔を隠す癖のある息子は、それまで髪の毛を伸ばし放題だったため、学校再開に向け、私が短髪にしてしまったのもいけなかった。それまでは学校へ行けずとも唯一通っていた空手教室すらも行けなくなってしまった。髪の毛で顔が隠れることで安心ができる。しかし、それでは校則に違反してしまうし、鬼太郎みたいな髪型ではさすがにと、美容室へ連れて行き中学生らしい髪型にしてくださいと言ってバッサリ切ってしまったのだ。

そこからは外へ出ることもできなくなってしまい、あっという間に3年生になった。


3年生になると、進路希望などの話も濃密になってくる。私も息子はこれからどうすればいいのか、とても焦っていた。




続きはまた次回